20万円の信仰十分の一献金ができますように



 

■ギャンブルと借金
そこで、イエスは彼女に言われた。
「あなたの信仰があなたを直したのです。安心していきなさい。」 ルカ8章48節

私たち夫婦は今年の5月で結婚してから12年が経ちました。
私は、結婚と同時にそれまで離れていた教会に戻り妻も救われ、洗礼を受ける恵みが与えられました。何の問題も無く結婚生活がスタートしたようでしたが、私は妻に隠し事がありました。

それは結婚前、私がクリスチャンにも関わらず、放蕩三昧で作った借金があるという事でした。借金を作った原因はすべてギャンブルでした。公営ギャンブルをはじめ、ありとあらゆるギャンブルに手を染めていました。ギャンブルに首までどっぷりと浸かりつもりに積もった借金がおおよそ800万円。
当然妻には内緒にして結婚しました。今思えば完全な詐欺だと思いますし、知っていれば絶対に結婚はしてもらえなかったでしょう。そんな隠し事もすぐにバレ、私の悪事が白日のもとに晒されました。妻は当然怒り狂い、泣きました。それでも妻は私を赦し、そして「頑張って返そう」と言ってくれました。

その借金は3~4年で返済する事ができました。この頃、私は典型的なサンデークリスチャンの教会生活を送っていました教会にしっかりとつながっていませんでした。この問題に対する悔い改めも無く、祈ることもありませんでした。
その後、長男も幼稚園に入り、生活にゆとりが出始めました。そうなると昔の悪い虫が出てきて、また同じ過ちを繰り返してしまいました。

普通ならここで「私は出て行く」所なんですけど、そのとき妻が言った言葉はボストンバックをドンと置き「アンタ出てけ」でした。バック片手に自転車で実家に帰ったのを今でも憶えています。身から出た錆とはいえ「今度こそダメだ」と思いました。

■とりなしの祈り

妻は新潟にいる私の従姉の牧師に助けを求めました。「このボンクラ亭主をどうしたらいいんだろうか」と相談したそうです。その牧師は「敦史(私)も神様の器だからあなたはとりなし祈りなさい」と言われたそうです。たまったものじゃないですね。借金を作った張本人をとりなし、祈りなさいですから、こんな不平等はないとわれながら思いました。

しかし妻はその言葉を神様の語りかけと受け取り私のためにとりなし祈り続けました。私はその祈りによって真実な悔い改めをする事ができ、また罪から解放されました。この2度目の借金を払っている頃、もといた教会からこの群れの四日市シオン教会に導かれ、徹底して祈り聞き従うことを学びました。

妻と共にこの借金問題の解決を神様に祈り、求ました。99年神さまの恵みによって家族全員で第6イスラエルチームに、翌年献身へと導かれました。
今年5月のアメリカチームを前に私の借金問題で払えなかった健康保険料や税金の滞納分はすべて払い終わる事ができたと妻が言いました。

家の負債がすべて無くなった事を妻も私も喜び、神様に感謝しました。そのとき冒頭の御言葉が心の中にありました。妻は12年間、私の起こした数々の借金問題で傷つき、悲しみ、苦しんでいましたがこのとき主が完全に癒してくださった事を確認しました。
長くつらい日々を送った12年間を神様は妻と共に歩んでくださりました。そして妻が信仰を持ってとりなし続けたことによって私は変えられましたし、妻も癒されました。この問題を通して神さまの愛と恵み、憐れみを感謝しましたし、それと共に妻に感謝しました。

                                                          山下敦史

   教会では問題のためにお祈りいたします。教会にお越しください。