部活動での苦しい日々が感謝と賛美で大逆転

 

 

■初めて神さまに聞いて選んだ部活動

私は、現在大学2年生で、双子の姉妹です。

 私が中学生の時、初めて自分で神様に聞いて選んだことがありました。中学生に入ると部活動が始まり、全員入部するという規定がありました。ほとんどの部活は土曜日も日曜日もあると言われていたので、小学生の頃から「御心の部活に入れるように」と祈っていました。なぜなら、私達は土曜日も日曜日も教会へ行っていたからです。
中学校に入学し、部活を決める時期になりました。土・日に休みのある部活は音楽部だけで、音楽をするというより「何もしたくない」という生徒が集まる部活でした。一方で、運動部は華やかで活気があり、部員はみんな生き生きとしていました。私は祈っていく中で『神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。』と語られました。担任の先生は音楽部に入ることに反対して、「部活は高校受験に影響する」とか「学校生活がエンジョイできない」と言って運動部に入ることを進めてきました。しかし、「私はクリスチャンなので、土曜日・日曜日は教会へ行きたいから」と音楽部を選んだのです。
 その後、私は学校生活も部活も祝福され、毎日楽しく過ごしていました。

■学校生活の変化、苦しい日々

 ある時、音楽部の先生が新しい先生に代わり、部活の体制も変わってしまったちょうどその時、5人位の子が他の部活をやめて音楽部に入部してきました。その頃から私達の学校生活に変化が起き始めたのです。

部活の先生が代わってから、土・日にも部活をするようになったのですが、私達は今まで通り教会へ行き、土・日の部活は休んでいました。ところが部活の先生は、私達がクリスチャンで教会に行っていること、そして教会へ行っているから部活を休むことを良く思っていませんでした。そのため、先生との関係はどんどん悪くなっていき、先生は部活中に私達と目も合わせず、話もしないし、無視をするようになりました。私達には壊れて音の出ない楽器を渡してきて、それで練習するようになりました。そして、新しく入ってきた子達とコソコソ話しているのです。「どうしてこんなことになったのだろう?」私達は母に相談することもできず、毎日の部活が苦しくて、怖くて、毎日心の中で「神様助けてください。」と叫び続けていました。

■無実のことで疑われる

そんなある日、部活の先生から家に電話がありました。「あなた達が音楽室の鍵を隠した」とか「盗んだ」とか「嫌がらせをしている」と言うのです。私は「私達やっていません。そんなことしません。」と言いました。事実やっていないのです。しかし、先生は聞こうともしないで、「○○さんが言っていた。」と言って私のことを信じてくれませんでした。    電話での様子を見た母は、「一体何があったの?最近、ずっと様子が変だけど…」と聞いてきました。私達は、部活での様子、先生との関係、無実のことで疑われていることなど全てを打ち明けました。

■神さまに向かって感謝し賛美し、祈り、宣言する

母は、私の話を聞くなり、顔色を変え、体を震わせるようにして怒り始めました。そして、「明日お母さんが学校へ行ってひっくり返してやる!」と大声を張り上げました。ですが次の瞬間、母は「感謝します!」と叫び、感謝踊りをしていました。そして、神様に「どうしたらいいですか?」と聞きました。聖書から『彼らのことは放っておきなさい。』と言葉が与えられ、母も私達も何一つ弁明もしないことに決めました。母は「よしっ!感謝と賛美で主の勝利!」と宣言し、三人で毎朝、毎夜ただ神様に賛美し、感謝の祈りをし、赦しを宣言し、この問題のために祈りました。その中で、まだ問題は解決していませんでしたが、私達に平安が与えられました。

■学校中が大騒ぎに

しばらくすると、その生徒たちが問題をおこし、喧嘩をしだして親が呼び出されたり、ある親は学校へ怒鳴り込んで行ったり…毎日大騒ぎで、学校は大変なことになっていました。もちろんその中に私たちの名が上がり、私たちの話もあったようです。そして、職員会議が一週間くらい続き、生徒同士が分裂、保護者も先生も分裂していたのです。

■大逆転

 ある日、私達は音楽部の先生に話があると言われました。「鍵のことは、新しく入ってきた子達が嘘を言い、あなた達がしたと言っていた。だけど、今回の騒ぎでそれが違うと分かった。あなた達の言うことを聞こうともせず、悪く言ったこと、今までしてきたこと、本当に申し訳ない…」という謝罪でした。そして、「あの生徒たちを退部させる。」と言うのです。「あなた達はどう思う?」と聞かれましたが、私達はすでに先生を赦し、その子達も赦していたので「辞めさせなくていいよ。」と答えました。そして和解が与えられたのです。それだけではありません。それからの学校生活は逆転が起こり、これからの部活の全てを決める特権が与えられ、先生が心配していた高校の進学においては、私が願い求めていた高校へ、姉妹で学校推薦を頂くことができました。学校中を騒がせたこの問題で、私達は学校中に名が上がり、校長先生をはじめ先生方が「クリスチャンは違うなぁ…教会へ行っている人は何か違う!」と、神様の栄光と勝利が現わされ、私達は神様をほめたたえました。又、校長先生から「学校の校則を変えるとしたら、何を変えるといいか?」と聞かれました。突然のことに私達は「白いソックスではなくて、紺色のソックスにした方がオシャレだと思うから…それを変えるといいと思います。」と答えると、校長先生は「それでは、紺色に変えよう!」と言って、今までの校則が変わることになったのです。

■閉ざされていた扉が開ける

 また、この時、私達に閉ざされていたことがありました。私達の教会で毎年『マーリン子供アメリカチーム』(今は感謝と賛美とリバイバルキャンプ)が遣わされて行きます。このチームに参加するため、何年も何年も祈り求めていましたが、父の猛反対で長い間行くことができませんでした。しかし、この問題の逆転と同時に、父の了解が出て、初めてチームに加わることができ、閉ざされていた扉が開かれたのです。

私は中学生の時、初めて自分自身で「選び」が許され葛藤がありましたが、神様を第一にすることの祝福を体験しました。また、さまざまな問題が許された中で、自分で解決しようと思いましたが、神様の導きによって、ただ賛美し、ただ感謝するだけで、神様が戦われ、私達に祝福と勝利を与えてくださいました。何よりも私達は、問題が解決されたことの喜びと共に、生きた神様の愛と力を体験できた喜びでいっぱいになりました。

 神様に心から感謝します。

 太田絵里沙

(雲の間にある虹 2012.1月号掲載)

 


 

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