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■主が導いた職場へ
私は今から6年前に、今の職場に入りました。
専業主婦をしていましたが、そろそろ仕事をしようかなと思い、何社かの
面接に行きました。
しかし、結果は不採用となり、落ち込んでいました。 ある日携帯が鳴り、
出てみると主人の 会社のKさんでした。
「今井さん、そろそろ仕事しない? うちの店で人が足りないから入ってくれないかな?」と言うではありませんか!
わたしは「行く!」と即答し、働ける曜日、時間を伝えました。
教会の礼拝や祈祷会に行っていたので、普通なら無理な希望でしたが、Kさんは「わがままだなぁ~」と言いながらも
OKしてくださって、入社することが即決しました。
不思議な形で仕事が決まり、始まりました。
しかし、レジを打つのも人生で初めて、複雑な会員割引にミスばかりでお客様に怒られたり、レジに長い行列ができたり
していました。
わたしは入ってすぐ辞めたい、逃げ出したい気持ちでいっぱいになりました。
仕事に行くのが嫌で嫌で、お腹が痛くなったり、夜も眠れないようになってしまいました。
■与えられた神のことば
ある日、もうこれ以上、続けられない、どうしようと泣きながら神さまに祈り、「神さま、ことばをください」と聖書を読んで
いると、ある箇所が 目に飛び込んできました。
そのことばは、「あなたとあなたの前にすわっているあなたの同僚たちは、しるしとなる人々だ」(ゼカリヤ書3章8節)
でした。このみことばを読んだ途端、わたしの気持ちは、がらっとと変わりました。
神さまがこれから職場の方々を救ってくださるんだ。みんなが器として用いられるんだ~。やった~! という喜びが
きて、神さまに感謝し 喜んでいました。
そして祈りが導かれ、会社の人たちのため、祈るようになっていきました。
毎日、仕事に行く前は「神さま、レジがスムーズにできますように、割引も間違えないように、お釣りを間違えないよう
に、仕事をちゃんと覚えることができるように助けてください!」と必死に祈らなければ行けないほどでしたが、一カ月も
過ぎるとレジも覚え、スムーズにできるよ うになり神さまに感謝していました。
また、わたしが入った後、すぐ下の妹、一番下の妹も不思議な形で導かれ、同じ職場で働くようになっていきました。
■職場の同僚に救いが!
仕事にも慣れ、同僚の方たちとも普通に接するようになれました。
Tさん、Sさんという方と仲良くなり話を聞くうちに、いろいろな問題を聞き、苦しみを感じ、神さまを伝えなければと
感じていました。妹たちとも救われるように祈っていきました。
ある時、わたしの自宅でもたれていた地区礼拝にSさんを思い切って誘ってみました。
Sさんは緊張していましたが、真剣に牧師のメッセージを聞いていました。
そしてイエスさまを信じ、告白され、救われたのです。ハレルヤ!
その後、Tさんも地区礼拝に誘いました。礼拝に来られたTさんは救いの招きに、待ってましたとばかりにすぐに、
「はい。信じます」と言い、イエスさまを信じ告白され救われ、わたしたちはびっくりしました。神さまが二人を救って
くださったのです。
■店内には、賛美が溢れている
店長のKさんは以前、四日市シオン教会のH牧師の上司でもありました。H牧師がアルバイトで働いておられ、
伝道され、その頃、教会に行かれイエスさまを信じ、告白されていたそうです。
そのためか、教会の出来事や賛美の働き、神さまのことには抵抗なく話を聞いてくれました。
教会のホームページも見てくださり、み声新聞、雲の間にある虹も熱心に読んでくださって、その中で神さまが触れて
くださっていました。
ゴスペルグループ、「しるしと不思議」のCDを妹がプレゼントしたらすごく喜び、車で聴いてくださって鼻歌で、口ずさん
だりと嬉しそうでした。お店でもCDをかけてくれ、賛美が店内に溢れていました。
賛美をかけるとお客さんが増えるという状態も起こり、Kさんは不思議だな~と言われていました。
ある時は、会社の社長に本社のスタンドの待合室と四日市のスタンドに、教会から伝道用にみ声新聞と
雲の間にある虹のバックナンバーを置かせてくださいとお願いにいきました。
すると、「いいよ!」と言ってもらえ、会社に置いてもらえることになりました。
自分たちのいるお店では取ってくださる方が定期的に与えられ、その方が以前、妹が働いていた美容室のお客さんと
わかり、びっくりしました。
その方は、四日市の中心部「ララスクエアアピタ四日市店」で行われているゴスペルライブにも来られていました。
神さまがそのお客さまにも触れてくださっているのを感じました。
社長にもみ声新聞のことから、いろいろな話をするようになり、イエスさまを伝えることができました。
神さまがしてくださったことを話していくうち、社長が「会社のために祈っておいて!」と言われるようになりました。
社長だけでなく、他の同僚にも伝道する機会が与えられていきました。
■会社の会議室が礼拝場所へ
本社と自分たちのいるスタンドには、四日市シオン教会のゴスペルグループの「VOICE」がゴスペルで何度か立つこと
ができ、会長夫妻や事務員さん、スタンドの従業員、お客さまに、神さまが賛美を通して触れてくださっていました。
私の主人はこの会社を事情があって退社し、いくつかの会社で働きましたが苦しみ、悩んでいました。
大変な所を通り、主人は教会に導かれ、礼拝に来て仕事のため祈っていただき、そして神さなを信じ告白し、
救われたのです。
神さまに仕事が与えられるように求め祈っていく中で、わたしたちと同じスタンドで働くことが開かれ、今では充実し、
やり甲斐をもって楽しく働いています。
最近では地区礼拝の場所が取れなくなり、途方にくれていました。
神さまに祈る中、本社の二階に会議室があったのを思い出しました。
そして、「社長がお店に来るようにしてください」と祈りました。
すると、その日、めったに来ることのない社長がお店に来たのです。
わたしは今、聞くしかないと思い切って事情を話し、頼みました。
社長はびっくりしていましたが、「いいよ。使って。お金も要らないからね」とにこっと2つ返事で貸してもらうことが
決まりました。神さまに感謝しました。
この会社の本社で地区礼拝がもたれることに大きな意味があると感じ、祈りました。
1月21日、本社の会議室で賛美が捧げられ、とても強い深い神さまのご臨在が注がれていました。
そして、預言を通し、メッセージを通し、神さまはこの会社に神さまの奇跡が起こる、会社の人々が証人となって
用いられると語ってくださいました。
神さまはこの会社にご計画を持っておられ、地区礼拝を通し賛美隊を立て、神の言葉が会社に置かれました。
さらに神さまに感謝し喜び、神さまに聞き従っていく中で、神さまの奇跡と救いが起こることを期待しています。
神さまに全ての栄光をお帰しいたします。
「それから、七つのパンと魚を取り、感謝をささげてからそれを裂き、弟子たちに与えられた。そして、
弟子たちは群衆に配った。
人々はみな、食べて満腹した。そして、パン切れの余りを取り集めると、七つのかごにいっぱいあった。」
(マタイの福音書15章36節、37節)
今井加奈子(み声新聞 717号掲載)