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◆お尻に湿疹ができた
私は現在、大学2年生で、双子の姉妹です。
私は中学校に入学してすぐにお尻に湿疹ができました。初めは2、3個の湿疹だったので虫刺されだと思っていました。病院に行っても、虫刺されと言われ、薬を塗っていましたが、湿疹は治らず、治るどころか日に日に増えるばかりでした。
たくさんの病院に行き、薬を塗りましたが、まったく良くなりませんでした。
やがて湿疹はお尻全体にでき、湿疹と湿疹の間、湿疹と湿疹の上にまで増えていきました。
お尻は湿疹とかさぶたで真っ黒で血まみれになり、かゆみと痛みで、毎晩、寝ることもできなくなりました。
そのような中、母は毎日薬を塗りながら一つ一つの湿疹に手を置き、「この湿疹を感謝します。このかさぶたを感謝します。いやしてください」と祈ってくれました。しかし、なかなか良くなりませんでした。
◆精神的ストレスが原因
ある時、病院で、それは精神的ストレスによるものだと言われました。
そのころの私は、新しい中学校生活や姉妹との比較で不安と恐れがあり、人と話すこともできず、暗い状況でした。
双子の妹は社交的で誰とでも上手く話すことができ、友達が多く、妹の周りはいつも明るく、楽しそうでした。
一方、私は人見知りで、友達に話し掛けることも、友達の中に入っていくこともできませんでした。
さらに、妹は勉強しなくても勉強ができ、いつも上位で、私は下位と、双子とは思えないほどでした。人からもそう言われ、何で私は何もできないのか、何をしても駄目、価値がないと思っていました。
◆もう、神さましかいない
そのような時に、教会でいやしの集会が行われました。いやしの集会が始まる前、母から、前に出て行って祈ってもらうように勧められましたが、私は「人前に出て行くなんて恥ずかしい。出て行けるわけがない。絶対に嫌!」と言いました。
しかし、いやしの集会の中で、「もう、神さましかいない。湿疹のかゆみも痛みもいやしてほしい。誰にも言えなかった心の苦しみもいやされたい」と思い、自ら前に行き祈っていただきました。
神さまが深く臨んでくださり、私は涙があふれ、苦しかった心は神さまの愛で満たされました。
その日から湿疹のかゆみの痛みもまったく無くなり、増え続けていた湿疹は一つもできなくなりました。
病院の先生からは「湿疹の痕は治らないかもしれない。もし治ったとしても何年もかかるだろう」と言われていましたが、湿疹とかさぶたで埋め尽くされていたお尻は痕も残ることなく、短期間で何もなかったかのようにきれいに治りました。神さまのいやしを心から感謝しました。
◆神さまに愛されている
また、湿疹が完全にいやされただけではなかったのです。いやしの集会で神さまのことばを受けました。
それは、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」(イザヤ書43章4節)でした。
そして、神さまの大きな計画があることを語られました。
こんな私に神さまの計画があるなんてうれしくて涙が止まりませんでした。そこから、私は一つ一つ感謝し、賛美の働き、賛美の奉仕をする中で、暗かった私が別人のように変えられました。
友達や周りの人から「あんちゃん、いつも笑っとるね」と言われるほど、私は喜びに満たされていました。人と比較することもなく、神さまに愛されている自分を愛するようになりました。
◆与えられたビジョン
そして、神さまの計画が次々と開かれていったのです。2年後、長年祈り続けてきたマーリン子どもアメリカチーム(現在の感謝と賛美とリバイバルキャンプ)に初めて参加することができ、そこで、神さまから「あなたを全世界に遣わす」「英語を学びなさい」と語られました。このことばを信じ、握りました。
この時、英語の成績は最下位でしたが、信仰の歩みをする中で、神さまが最善の高校に導いてくださり、私の能力では不可能な外国語大学に行くことができました。今、海外宣教に出て行くために英語の勉強をしています。
誰にも言えなかった心の苦しみを神さまは知っておられ、心も体もいやしてくださいました。神さまに感謝します。
さらに全世界に福音を宣べ伝えに行くために、神さまに従って共に歩んでいきます。
(三重県 太田杏奈)